天体とは?
ホロスコープには10種類の天体があります。ここでは天体の意味を学習します。
天体とは?
太陽、月、水星~冥王星までのいわゆる太陽系の「星」のことを指します。天体が所属するハウス、アスペクトなどによって様々な意味を持ちます。
順行・逆行、品位、調和・不調和
天体の意味は天体の状況によって変化します。例えば、水星が順行している時には、「コミュニケーション」という意味があります。逆行しているときは、「コミュニケーションがはかどらない・不足する」という意味を持ちます。同様に、水星がふたご座にいるときは、前向きな意味を持ちますが、いて座にいるときは、後ろ向きな意味を持ちます。また、水星に調和するアスペクトが多いときは、前向きな意味を持ちますが、不調和のアスペクトが多いときは、後ろ向きな意味が多くなります。衰退・損害(品位)や不調和は太陽や月についても同じです。天体の状況を見極めることが大切です。
メソポタミア文明「天動説(天体)」と「地動説(惑星)」の違い
メソポタミア文明では太陽、月、水星~冥王星までのいわゆる太陽系の「星」のことを「天体」と表記します。対して、一般的な西洋占星術では、「惑星」と表記します。西洋占星術が使われている主にヨーロッパでは、太陽・月・水星~冥王星は地球のまわりを周回していた「天動説」を唱えさせられていたため、その時代の名残りとして「惑星」と呼ばれていると考えられています。対して、メソポタミア文明では、天王星・海王星・冥王星は地震など天災を予知するために常日頃から観察されており、地球が太陽を周回している「地動説」が唱えられていたため「天体」と呼ばれていると考えられています。
太陽
[本宅]しし座 [高揚]おひつじ座 [損害]みずがめ座 [失脚]てんびん座
人生や仕事 ホロスコープで鑑定するときに、最も大切な天体のひとつです。太陽はその方の人生そのものをあらわします。太陽がどのような十二星座に属していて、アスペクトの状況はどうなっているのか?これによって、鑑定するテーマの課題は決まります。太陽は逆行になることはありません(順行のみ)
月
[本宅]かに座 [高揚]おうし座 [損害]やぎ座 [失脚]さそり座
感受性・心身 月は太陽に続いて大切な天体です。月は感受性や心身(気持ちや本心)を表します。月がどのような十二星座に属していて、アスペクトの状況はどうか?で鑑定する方の状況がわかります。太陽と同様に逆行となることはありません(順行のみ)
水星
[本宅]ふたご座・おとめ座 [高揚]おとめ座 [損害]いて座・うお座 [失脚]おひつじ座
知性・コミュニケーション 水星は知性やコミュニケーションを表します。水星の勢いが強すぎると情報過多となります。反対に水星が逆行期間になるとコミュニケーション不足となります。自分自身ではしっかり伝えたつもりでも、意思伝達が不足しやすく、お互いの信頼を損なわれられかねないリスクがあることを暗示します。また交通トラブルに見舞われる傾向もあります。
金星
[本宅]おうし座・てんびん座 [高揚]うお座 [損害]さそり座 [失脚]おとめ座
愛情・美、興味・趣味 金星は興味や関心を表します。興味や趣味が深まると恋愛や結婚を示します。男性のホロスコープでは女性運を示すこともあります。特に金星の真上にお相手女性の太陽(もしくは逆パターン)があると良縁を示します。また、金星の勢いが強すぎると「自己満足や自己陶酔」となります。反対に金星が逆行期間となると「愛情に満たされにくい」となります。
火星
[本宅]おひつじ座 [高揚]やぎ座 [損害]てんびん座 [失脚]かに座
力強さ、行動力 火星は力強さや行動力を示します。女性のホロスコープでは男性運を示すこともあります。特に火星の真上にお相手女性の太陽(もしくは逆パターン)があると良縁を示します。また、火星の勢いが強過ぎると「怒りや暴力」となります。反対に火星が逆行期間となると「行動力の欠如」を示します。火星より内側の天体はホロスコープをおよそ1~2年程度の短いスパンで周回しますので、「短期的な影響」をあらわすことが多くなります。ただし、火星は影響力の大きい天体なので特に人間関係(相性)を確認する時はとても大切な天体になります。
木星
[本宅]いて座 [高揚]かに座 [損害]ふたご座 [失脚]やぎ座
膨張、財運 木星は膨張(膨れ上がる)を示します。太陽系の惑星のなかで木星が最も大きい(=膨れ上がる)ことからで、膨れ上がるもの=お金=経済という良い意味や、病気=悪化するなどの悪い意味を持ちます。木星はビジネス運全般を示すことが多く、木星の所属する十二星座やハウスなどから適職やビジネスの方向性を占うことがあります。また、木星が逆行期間になると、「手元にあるお金をすぐに使ってしまう(財運に課題が出てくる)」という意味を持つこともあります。太陽、月、木星の3天体が良い角度・状態になっているとビジネス運や人間関係でとても良い意味を示します。
土星
[本宅]やぎ座 [高揚]てんびん座 [損害]かに座 [失脚]おひつじ座
制限・停滞期、長期計画 土星は「宿命、制限、長期計画」を示します。太陽と土星が凶座相になると「仕事運に制限が入る=仕事運の停滞期」など人生やビジネス運、体調の停滞期を示します。土星が与えるブレーキはとても強いエネルギーがあります。反対に、土星が逆行期間になると「自制意識がたりない・自分に甘い」となります。土星が与える「制限」という意味は「課題」という意味も暗示しており、課題をクリアすることで次なる成功が見えてくることがあります。
天王星
[本宅]みずがめ座 [高揚]該当なし [損害]しし座 [失脚]おうし座
突然の予期せぬ変化 天王星は一般的な西洋占星術では「予期せぬ変化」を示します。これは、1781年・ヨーロッパで天王星が見つかった頃、産業革命(産業の突然変異)の時代だったことが所以だからです。メソポタミア文明では天王星や海王星や地震等の災害を占う際に使います。天王星がアセンダントなど特定の点を通過する際は人生が大きく変わる人が多い傾向があります。また、天王星の逆行期間は「変わり映えしない、進展がない」となります。天王星、海王星、冥王星は順行や逆行の期間が長いため丁寧に解読することが大切です。
海王星
[本宅]うお座 [高揚]さそり座・かに座 [損害]おとめ座 [失脚]やぎ座
感性・霊性 海王星は深みのある感性や霊性(心の奥底が揺らぐこと)を表します。約20年に一度サインチェンジすることから「ブームや世代」を示すこともあります。海王星の勢いが強すぎるとオカルトなどを示します。また、海王星の逆行期間は「気持ちがこもっていない(感性が欠けている)」となります。海王星は地震などの天災や不可解な犯罪を予兆することもあり、サインチェンジや火星や金星など他の天体と組み合わせて丁寧に鑑定することが大切です。
冥王星
[本宅]さそり座 [高揚]みずがめ座 [損害]おうし座 [失脚]しし座
感性・霊性 冥王星は「破壊と再生」を示します。逆行期間になると「大きな方向性を見い出せない(=何を壊したら良いかわからない)」という意味を持つようになります。但し、冥王星の状況によって判断することが大切で、冥王星があるから「破壊と再生」とならないケースもあります。冥王星と海王星はホロスコープのなかで最も動きの遅い天体で、1年で2~3度しか動きませんが、太陽や月を含めた複合凶座相を作るときに強烈な勢いを発揮することがあります。
古代メソポタミア文明と冥王星
古代メソポタミア文明では「太陽系」は太陽から海王星までしかなかったとされていますが、ある時、海王星の引力に導かれてニビルという天体が太陽系に迷い込み、土星に接触し、土星の衛星ガガを弾き飛ばして「冥王星」となったとされています。つまり、二ビルは「破壊」され、何もなかったところに、新しい天体(≒二ビルは再生された)ができたということです。このことから冥王星は「破壊と再生」という意味を持つようになったと言われています。